ガン治療法の最新情報

ガンの治療に関して、一番新しい方法がアメリカの研究者たちから発表されました。 米国の国立衛生研究所(NIH)、国立がんセンター(NCI)、食品薬品局(FDA)が2005年に「高濃度ビタミンC点滴療法」が、ガンの治療に有効であることを発表しました。

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現在では、アメリカの医師の10000人が、この治療法を取り入れています。
これだけ急速に普及したのも、重大な副作用もなく、安全に行えることがわかったからです。
アメリカ国立衛生研究所とカナダの大学の共同研究によると、統計的には効果を証明できなかったものの、明らかに進行が止まった症例が2例ありました。
そのほかの研究機関でも、卵巣がん、子宮ガン、悪性リンパ腫の患者について臨床研究を進めています。

「高濃度ビタミンC点滴療法」の治療効果

高濃度のビタミンCを点滴すると、体内で過酸化水素が生成されます。
がん細胞は、この過酸化水素によって死滅してしまいますが、正常な細胞は、「カタラーゼ」という酵素をを持っており、過酸化水素を無害化します。
この原理を利用したのが、この治療法です。

ただし、この治療法についてアメリカの学者は、現時点で慎重な立場を取っており、化学療法との併用を勧めています。
これは、以前から有効な治療とされている、放射線治療や、化学療法に置き換えて実施するのではなく、下記のような場合に、十分な説明と納得のもとで行われるものだという立場を取っているようです。

★標準的な治療方法では効果が無かった場合。
★標準的な治療法の効果をより強化したい場合。
★標準的な治療方法の副作用を少なくしたい場合。
★がんと共存しながら、日々の生活の質を高めたい場合。
★時々見られる、「劇的な効果」を期待したい場合。

日本での死亡原因の一番は、やはり癌です。
医療技術が進み、名医のいる病院も増えたためか、平均寿命は長くなっていますが、癌の死亡率が高いのは相変わらずです。
日本でも新しいがんの治療法として認可され、選択肢の一つになってほしいものです。

自己検診と早期発見の重要性

癌にかかる人が年々増えています。食生活の欧米化も原因のひとつだと思われます。
日本人女性の乳がん罹患率は、将来的に8人に1人の割合になると予想されています。
現代では治療技術が進んでいるので、早期発見ができれば切らずに治すことも可能です。
しかし、発見が遅れて進行し、転移してしまうと、放射線治療や手術をしなければならなくなり、名医のいるを探して全国を歩き回ることになります。
初期症状は、自分では気付きにくいので、早めに検査機関を受診し、痛みなどの症状が出る前に治療にあたりましょう。

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