乳ガン予防の最新情報

乳癌予防の最新情報。
大豆イソフラボンは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンのような働きをすることで有名です。
その大豆イソフラボンが乳ガンを予防する効果があることが研究で明らかになってきました。

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大豆イソフラボンの乳がん 予防効果

大豆イソフラボンは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンのような働きをすることで有名です。
その大豆イソフラボンが乳ガンを予防する効果があることが研究で明らかになってきました。
更年期障害などに効果があることは知られていましたが、乳癌を防ぐ効果もあったとは驚きです。

大豆イソフラボンには、ゲニステイン、ダイゼインといった成分が含まれていますが、ゲニスタインが乳がんを予防するのに有効らしいのです。
10年間に渡って日本人中年女性24000人を追跡調査した研究によると、ゲニスタインが乳ガンの発症を3分の1減少させたそうです。
ゲニスタインが細胞のエストロゲン受容体に優先的に結合して、乳癌発症の危険因子になり得る体内の余分なエストロゲンをブロックするというメカニズムのようです。

つまり、大豆製品が乳がんの予防に効果があるということがいえます。 日本人が欧米人と比較して乳がんの発症率が低かったのは、大豆製品を食事に取り入れていたからだったのでしょう。

サプリメント過剰摂取のデメリット

しかしながら、何事も取りすぎはよくありません。
食事として大豆製品を取るのは問題ありませんが、大豆イソフラボンのサプリメントを摂取しすぎるのはどうでしょうか?

専門医によると、大豆イソフラボンのサプリメントは、乳がんに対して諸刃の剣であり、乳がんの発生に対しては予防的効果を発揮するものの、発生してしまった後は乳癌細胞の増殖に促進的に作用するそうです。

ということは、乳がんになった女性がサプリメントを摂取すると病気を進行させてしまうことになります。
また、乳癌の治療薬であるタモキシフェンはゲニステインによってその効果を阻害されてしまうことが実験で証明されているので、すでに乳ガンに罹患しまった人は大豆イソフラボンは利用しないほうが無難でしょう。

自己検診と早期発見の重要性

乳がんにかかる女性は年々増えています。食生活の西洋化も原因のひとつだと思います。
日本人女性の乳がん罹患率は、将来的に8人に1人の割合になると予想されています。 マンモグラフィーや触診、セルフチェックといった検査で早期発見すれば切らずに治療できたりします。早期であれば乳房温存療法が可能です。 進行し、転移してしまうと、放射線治療や手術をしなければならなくなり、名医のいるを探して全国を歩き回ることになります。 自治体で検診をしているので積極的に利用しましょう。 初期症状は、違和感のあるしこりであることが多いので、気がついたら早めに検査機関を受診し、痛みなどの症状が出る前に治療にあたりましょう。

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