ホワイトニングの方法
審美歯科や美容歯科ではホワイトニングという方法で歯を白くする治療を行っています。
歯のホワイントニングとは、黄ばんでいる歯を薬剤で漂白する方法です。
海外ではブリーチングという呼び方をされますが、意味は同じです。
歯を白くするために以前は歯を削って白い歯をかぶせたり、歯の表面に付け爪のようなものを貼ったりする方法しかありませんでした。
現在のホワイトニングは、歯の表面に過酸化水素を主成分とした薬剤を塗って漂白をしたり、個人の歯に合わせて作られたトレーなどと呼ばれるマウスピースにジェル状の漂白剤を入れて歯に装着する方法などがあり、歯自体を白くすることが可能になりました。
体内に入っても安全で害の無いものということで認められているそうです。
本場のアメリカでも被害報告はないそうです。
歯に黄ばみが着色される原因
ここでもう少し詳しく、歯が黄ばんでしまう原因をご紹介したいと思います。
歯の表面はエナメル質という半透明の硬い組織で覆われています。
そしてエナメル質の中には黄褐色の象牙質という組織があります。
つまり、歯の色はエナメル質と象牙質、それぞれの色で決まります。
日本人の大部分は髪の毛も目の色も黒色というように、身体の各部分の色は遺伝によって決められています。そしてそれは歯も同様です。
また年齢と共に歯の象牙質の部分の厚みが増えてきます。それに対してエナメル質の部分は薄くなります。
それゆえ年齢を重ねることによって、歯が黄ばんで見えるようになってきます。
毎日しっかり歯磨きをしても、歯の黄ばみが改善しない人は、遺伝や加齢による歯の黄ばみと考えていいと思います。
クリニックでホワイトニング治療を行うことをおすすめします。ただしそれ以外、例えば外傷などで歯に黄ばみができた場合は、ホワイトニングでは白くならない可能性もありますので、まずはきちんと診断を受けてみることをオススメします。